2006-09-09

貴族制社会ですからね。

民主主義社会の現在では理解できないでしょうが、貴族は貴族なりに重い責任があったのです。

ベルばらKidsぷらざ: 御者があやまるべきでは★お便りから

☆Shioriさん
こんにちは!初めまして。わたしもベルばらにはまっています。原作を読んで不思議に思ったこと。
ロザリーの母が馬車にひかれる場面があるが、ポリニャック夫人が運転していたわけではないのでしょう。彼女もいけないが、御者があやまるべきでは?


封建社会では、民主社会よりも使用者責任が重く見られます。なにしろ、召使は命令に逆らえないのですから、命令を出した人間の責任は重いのです。御者はポリニャック夫人の命令で、馬車を走らせていたのですから、ポリニャック夫人があやまらないといけないのです。
小説や映画などでは、奉仕されるだけの貴族がよく見受けられますが、貴族には仕えてくれる人々を保護すべき義務があったのです。
個人個人が自主独立する現代社会では、この感覚が理解できないのも仕方がないのかもしれません。

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